
【商品説明】
いちじく(九)を贅沢に用いた甘酸っぱいFiggy Sour Ale

ママの言葉が、呪いになってるんだよ、わかるでしょ?
言い訳だね。結局付き合うことになるんでしょ、ジュリはいつもそうだから。僕がいなきゃ、あ。
男の小言を封じるのは、キスが一番容易いってママの教え。ロミは顔を赤らめ、口を窄める。
双子なのに、全然わたしと似てない。奥手で、照れ屋で、悪戯しても怒りもしない。
でも、でも、いつもわたしを、導いてくれる、
強がりの手を握ってくれて。朝の光のような。
”素晴らしいことは突然起きたりはしない。
九(いちじく)が欲しいなら花をつけ、果実が実り実が熟すまで。
あなたは待たないといけないの。”
わたしが覚えている、ママの口癖だった。唯一の。
エピクテトスの言葉だよ、ジュリはそんなことも知らないの?ロミが呆れたかのように、
でも、ちょっと安心したかのように、口を挟む。
今望んでいるものを手にして。何の得があろうか。
それは夢、瞬間の出来事。泡のように消えてしまう、つかの間の喜び、シェイクスピアだったっけ。
ローレンツ先生が言ってた気がする。わかってる。みんな、わたしが望んだものは、
わたしの前から姿を消していった、友達も、恋人も、そしてママも。だいすきな、ママも。
だけど、ロミはいつもそばにいてくれた。
ママに、会いに行く。九(いちじく)が実り、実が熟すまで、待ってなんかいられないし。
ロミにも会わせて、やりたいんだ。呪いを、といてあげたいんだ。
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“飲茶や中華料理に合う食中酒”とは、はたして何なのか?
Derailleur Brew Worksが考え抜いた末に辿り着いたのは、いちじく(九)を贅沢に用いた甘酸っぱいFiggy Sour Ale。
オーツ麦を主体としたとろみのあるサワーエールにいちじくピューレをミックスすることで、
控えめな酸味といちじくの甘みが優しく、そして絶妙に調和。
さらに隠し味の陳皮(みかんの皮)が爽やかさをエンハンス。
さっぱりした仕上がりでお口がリセットされ、次の飲茶に手を伸ばしたくなるでしょう!
(Brewer エビール海老原)
※完売の際はご容赦ください。
- BREWERY ディレイラ ブリュー ワークス
- COUNTRY 日本/大阪府
- ABV 5.0%
- VOLUME 330ml
- STYLE Figgy Sour Ale ●アルコール:5.0%
- PRICE 欠品中yen